LC-MS/MSによる農産物および畜水産物中のジノセブおよびジノテルブの分析法

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タイトル別名
  • Analytical Method of Dinoseb and Dinoterb in Agricultural Products, Livestock Products and Seafood by LC-MS/MS
  • LC-MS/MS ニ ヨル ノウサンブツ オヨビ チクスイサンブツ チュウ ノ ジノセブ オヨビ ジノテルブ ノ ブンセキホウ

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抄録

LC-MS/MSを用いた農産物と畜水産物中のジノセブおよびジノテルブの分析法を開発した.農産物はアセトンで抽出し,得られた抽出液にヘキサンと飽和塩化ナトリウム溶液を加えて振とうした後,その上層をPSAミニカラムによる精製に供した.一方,畜水産物はアセトン–ヘキサン–水–塩化ナトリウムで抽出し,得られた抽出液をPSAミニカラム精製に供した.測定条件として分析カラムにC18を,移動相に 0.005% 酢酸含有メタノール–水混液(19 : 1)のアイソクラティックモードで,イオン化はESIのネガティブモードを用いた.検量線は0.0005~0.04μg/mLの範囲で直線性(r2>0.997)を示した.農産物および畜水産物の計20種に基準値濃度で添加して操作したときのジノセブおよびジノテルブの平均回収率(n=5)は77~111%,相対標準偏差は2~15%,定量限界値は両成分ともに0.001μg/gであった.

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 54 (1), 1-6, 2013

    公益社団法人 日本食品衛生学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (4)*注記

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