2度目のpilsicainide負荷試験により診断された有症候性Brugada症候群の1例
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- 北村 健
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 深水 誠二
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 赤澤 良太
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 名内 雅宏
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 西村 卓郎
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 渡邊 智彦
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 島田 博史
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 岩澤 仁
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 石川 妙
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 松下 紀子
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 北條 林太郎
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 安部 朋美
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 林 武邦
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 小宮山 浩大
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 田辺 康宏
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 手島 保
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 櫻田 春水
- 東京都立広尾病院循環器科
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- 西崎 光弘
- 横浜南共済病院循環器内科
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- 平岡 昌和
- 東京医科歯科大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A case with symptomatic Brugada syndrome diagnosed by repeated pilsicainide provocation test
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抄録
症例は19歳,男性.朝6時にテレビでマスターズゴルフを観賞中に胸痛なく心肺停止となり,心室細動(VF)に対して救急隊が除細動を施行し,自己心拍が再開し当院へ搬送となった.来院時心電図は洞調律で高位肋間心電図を含めBrugada型心電図を認めなかった.後日施行したpilsicainide負荷は陰性だった.電気生理学的検査でVFは誘発されず,アセチルコリン負荷で冠攣縮を認めたため,冠攣縮性狭心症によるVFと診断しCa拮抗薬を内服,植込み型除細動器(ICD)を植え込み退院した.<BR>退院3カ月後,早朝にVFによるICD適切作動で来院し,心電図はBrugada型心電図を呈さなかったが,pilsicainide負荷により高位肋間でcoved型ST上昇を認めBrugada症候群と診断した.Brugada症候群の心電図変化の日内変動,日差変動は多くが指摘するところであるが,複数回のpilsicainide負荷を施行した報告は少なく,特発性心室細動患者でのBrugada症候群の診断において有用であると考えられた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 44 (SUPPL.2), S2_41-S2_47, 2012
公益財団法人 日本心臓財団
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679025588480
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- NII論文ID
- 130003377221
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- ISSN
- 21863016
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可