脳動脈瘤塞栓術における“sheep technique”の有用性

• 豊嶋 敦彦

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 杉生 憲志

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 徳永 浩司

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 清水 智久

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 春間 純

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 平松 匡文

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 伊丹 尚多

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 菱川 朋人

  岡山大学大学院　脳神経外科

• 伊達 勲

  岡山大学大学院　脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Usefulness of the "sheep technique" in the endovascular treatment for cerebral aneurysms

抄録

【緒言】脳動脈瘤塞栓術において，血管分岐が急峻でバルーンカテーテルの挿入が困難な場合，他のカテーテルを先行させバルーンカテーテルを追随させる“sheep technique”が知られている．【症例1】70歳，男性．未破裂中大脳動脈瘤で，右M2の分岐が急峻でバルーンカテーテル挿入が困難であり，sheep techniqueを用いてバルーン併用塞栓術を行い完全閉塞を得た．【症例2】71歳男性．破裂左内頚動脈分岐部瘤で，同様にsheep techniqueを用いてACAにバルーンカテーテルを誘導し良好な塞栓を得た．【結論】脳動脈瘤塞栓術において“sheep technique”が有用であった2例を報告した．

収録刊行物

• 脳神経血管内治療

  脳神経血管内治療 7 (1), 3-10, 2013

  特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

キーワード

• balloon remodeling technique
• cerebral aneurysm
• microcatheter delivery
• neuroendovascular therapy
• sheep technique

詳細情報

• CRID: 1390001205300584320
• NII論文ID: 130003378052
• DOI: 10.5797/jnet.7.3
• ISSN: 21862494
• ISSN: 18824072
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnet/7/1/7_3/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2013281867
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可