PrivacyとPropertyの微妙なバランス :

書誌事項

タイトル別名
  • A Subtle Balance between Privacy and Property:
  • PrivacyとPropertyの微妙なバランス : Post論文を切り口にしてWarren and Brandeis論文を読み直す
  • Privacy ト Property ノ ビミョウ ナ バランス : Post ロンブン オ キリクチ ニ シテ Warren and Brandeis ロンブン オ ヨミナオス
  • Re-reading Warren and Brandeis with Special Reference to Post
  • Post論文を切り口にしてWarren and Brandeis論文を読み直す

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抄録

プライバシーの権利を初めて世に問うた1890年のWarren and Brandeis論文は、人格的利益としてのprivacyの概念を提唱し、世界各国に普及させる上で決定的な影響を与えた。しかし、この論文がもう1つの重要な要素としてproperty概念を対置し、それら2要素のあり方を (未公表著作物に対する) 著作権を事例としながら論じている点を、わが国法学界は見落とすか過小評価している。米国では論文100周年に当る1990年に、多数の回顧行事や論文が出現し、こうした複眼的・大局的分析を再評価しているが、わが国ではそのような分析は乏しい。本稿は、100周年記念論文として出色のPost論文を切り口にして、Warren and Brandeis論文の今日的意義を探るものである。

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被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (29)*注記

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