書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical study of keratocystic odontogenic tumor
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抄録
角化囊胞性歯原性腫瘍(KCOT)は,錯角化を呈する重層扁平上皮に被覆された良性の顎骨腫瘍であり,そのもっとも重要な臨床的特徴は,手術後の再発率が高い傾向があることである。<br>今回われわれは,1983年から2010年にかけて長野赤十字病院口腔外科にて治療を行ったKCOTの63例について検討した。患者の平均年齢は40歳で,性差はみられなかった。発生部位は,下顎角部を中心に前方あるいは上方におよぶものが多かった。手術方法は59例に対して摘出術が施行され,10例に再発が認められた。開窓後摘出術を施行した2例,下顎骨辺縁切除術を施行した1例,下顎骨区域切除術を施行した1例には再発がみられなかった。全体として再発率は15.9%であった。再発の多くは,腫瘍に接触する歯根の周囲にみられた。手術から再発までの期間は平均4年3か月であった。<br>この調査の結果,KCOTにおいては他の顎骨囊胞よりも積極的な治療と,長期間の経過観察が必要であると思われた。
収録刊行物
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- 日本口腔腫瘍学会誌
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日本口腔腫瘍学会誌 24 (4), 147-154, 2012
一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204345445760
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- NII論文ID
- 10031168590
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- NII書誌ID
- AN10170059
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- ISSN
- 18844995
- 09155988
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可