LEDを用いた赤色光と青色光照射下で栽培されたニチニチソウの成長とアルカロイド収量
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- 福山 太郎
- 玉川大学大学院農学研究科
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- 大橋 (兼子) 敬子
- 玉川大学学術研究所
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- 大野 英一
- 玉川大学学術研究所
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- 渡邊 博之
- 玉川大学大学院農学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Growth and alkaloid yields of Catharanthus roseus (L.) G. Don cultured under red and blue LEDs
- LED オ モチイタ セキショクコウ ト セイショクコウ ショウシャ カ デ サイバイ サレタ ニチニチソウ ノ セイチョウ ト アルカロイド シュウリョウ
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抄録
ニチニチソウに含まれる抗がん剤成分VDLとCATを完全人工光型植物工場で効率的に生産する光環境の探索を行った,始めに,VDLとCAT濃度が高い品種の選抜を3つの園芸品種(Titan,DealbataおよびKermesia)から行った.VDL濃度に差はなかったが,TitanのCAT濃度が最も高く,発芽率も三つの品種の中で最も高かった.次にTitanをLEDによる赤単色光,青単色光および赤青混合あるいは蛍光灯による白色光で28日間栽培した.栽培最終日におけるニチニチソウの新鮮重量は,赤単色光下で他の処理区に比べて増加した.栽培最終日における全葉のVDLとCATの濃度には光質処理区間に差は無かった.株あたり葉のVDLとCAT収量も処理区間に有意差はなかったが,葉の新鮮重量に依存して他の区に比べて赤単色光下で大となる傾向が見られた.およそ2か月の栽培期間では,VDLとCATの生産には,本研究では赤単色光照射が最も有効であった.
収録刊行物
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- 植物環境工学
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植物環境工学 25 (4), 175-182, 2013
日本生物環境工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205232528256
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- NII論文ID
- 130003383930
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- NII書誌ID
- AA12010914
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXhvVyqu77O
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- ISSN
- 18803563
- 18802028
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- NDL書誌ID
- 025051591
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可