気胸を契機に発見された混合型肺大細胞神経内分泌癌の1例

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  • Combined large cell neuroendocrine carcinoma found due to pneumothorax: A case report

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抄録

症例は48歳の男性.左背部痛と呼吸苦を主訴に近医を受診し,左自然気胸で当院呼吸器内科を受診.外来ドレナージ療法で一時的に気胸は改善したがすぐに再発し,外科的治療を目的に当科紹介となった.胸部CTにて左肺尖部にブラの多発とブラ壁近傍に肺結節影を認め,気胸の治療と結節の診断確定目的で手術を施行した.肺結節の術中迅速検査で肺癌と診断されたため,左上葉切除術と縦隔リンパ節郭清を施行した.術後病理組織診断で腺癌成分を混在したcombined large cell neuroendocrine carcinoma(pT1aN0M0, Stage IA)と診断された.術後化学療法(CDDP+CPT-11)を2コース施行し,1年9ヵ月再発なく生存中である.

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