右大動脈弓と右上肺静脈（V2）の破格を伴った右肺癌の1切除例

• 高橋 宜正

  小張総合病院呼吸器外科

• 守尾 篤

  小張総合病院呼吸器外科

• 葛城 直哉

  小張総合病院呼吸器外科

• 中原 和樹

  東京逓信病院呼吸器外科

• 鈴木 健司

  順天堂大学医学部呼吸器外科

書誌事項

タイトル別名

• Lung cancer in the right upper lobe with a right aortic arch and anomalous pulmonary vein (V2): A case report

抄録

症例は70歳代，男性．健診で右上肺の異常影と右大動脈弓を指摘された．精査の結果肺癌の診断となり当科入院となった．術前のCTでは右大動脈とともに右後上葉区静脈（V2）が右主気管支の背側を走行し，独立して直接左房に流入する破格が確認された．右大動脈はまれな症例であるが，このような肺静脈の破格も非常にまれである．本症例は右大動脈と肺静脈の破格を合併する極めてまれな症例であり，手術操作上注意を要する症例と考えられたため報告する．

収録刊行物

• 日本呼吸器外科学会雑誌

  日本呼吸器外科学会雑誌 28 (2), 235-240, 2014

  特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会

キーワード

• 右大動脈弓
• 肺静脈破格
• 肺外科手術

詳細情報

• CRID: 1390282679335882880
• NII論文ID: 130003394023
• DOI: 10.2995/jacsurg.28.235
• ISSN: 18814158
• ISSN: 09190945
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2014207974
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可