歯周囲感染症から発症した頭蓋内膿瘍の1例

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タイトル別名
  • A Case of Intracranial Abscess Caused by Peri-odontogenic Infection
  • 症例報告 歯周囲感染症から発症した頭蓋内膿瘍の1例
  • ショウレイ ホウコク ハ シュウイ カンセンショウ カラ ハッショウ シタ ズガイ ナイ ノウヨウ ノ 1レイ

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抄録

頭蓋内感染症の半数が副鼻腔炎や中耳炎から発生するとされている. 歯性感染症からの発生頻度は2%とされており, 原因としてはまれである. 本例は歯周囲感染症から頬部→翼突下顎隙→翼口蓋窩→側頭下窩へと進展し, 化膿性顎関節炎を発症し卵円孔, 棘孔を介し頭蓋内膿瘍を発症した. 脳神経外科と合同で全身麻酔下に側頭下窩のデブリドマン・開頭穿刺吸引術を同一の皮膚切開にて行った. 側頭下窩への到達方法として, 頬骨弓を離断し側頭筋を上方より前下方に翻転することで低侵襲なアプローチが可能であった.

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