野生ニホンカモシカにおけるオンコセルカ症の発生状況と病理所見

書誌事項

タイトル別名
  • Onchocerciasis in wild Japanese serows, Capricornis crispus.
  • 野生ニホンカモシカにおけるオンコセルカ症の発生状況と病理所見(短報)〔英文〕
  • ヤセイ ニホンカモシカ ニ オケル オンコセルカショウ ノ ハッセイ ジョウキ

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抄録

昭和55年度ニホンカモシカの保護管理に関する調査研究の一環として, 岐阜県下で捕殺されたニホンカモシカ278頭を剖検した. 剥皮時, 皮下織に2種の病変を認めた. そのひとつは全身にみられる灰黄色の結節性病変であり, 他は手根および足根関節部に限局する結合織性滑液包の形成である. これら病変の出現頻度は前者が60%, 後者が78%にも及んだ. 寄生虫学的にこれらの病巣からオンコセルカ属の2種の新種が発見された.

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被引用文献 (4)*注記

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