ロココ期のゲーテ

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書誌事項

タイトル別名
  • Der Rokoko-Goethe
  • Eine Skizze nach <sub>"</sub>Goethes Briefen“, Bd. 1 (1962) der Hamburger Ausgabe
  • ハンブルク版「ゲーテ書簡集」第一巻 (1962年) による素描

抄録

1765年ラィプチッヒ遊学に始まり, 故郷フランクフルトでの療養期を経て, 70年シュトラースブルクに出発するまでのゲーテの「ロココ期」の生活を, 副題の示す通り, ハンブルク版の詳細な註をたよりに, もっぱら彼の書簡によってあとづけようとした。<br>第1章「新しい生活」<br>若い大学生の解放感。陽気さ。ゴットシェートに対する嘲笑。<br>第2章「啓蒙主義的教育者ゲーテ」<br>彼の生来の教育家的本性の, 妹に対するあらわれ。<br>第3章「恋」<br>やがて彼をとらえた憂鬱感と, ケートヒェンに対する愛情の経過。<br>第4章「天才時代への移行」<br>フランクフルトでの休養期。ライプチッヒ時代のまとめ。来るべき「疾風怒濤」の前兆。当時の精神状態。<br>第5章「この時期の書簡に関し, ハンブルク版書簡集と, モリス編『若きゲーテ』の比較」(1) 数 (2) 省略 (3) 註 (4) 選択 の各点についての考察。<br>結語。これらの書簡の取扱い方を, ビルショフスキイ, ヴィトコフスキイ, グンドルフ, シュタイガーにおいて比較し, 新しい「ゲーテ伝」への期待をのべる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205300518400
  • NII論文ID
    130003609375
  • DOI
    10.11282/dokubun1947.31.24
  • ISSN
    21870020
    03872831
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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