ＩＰＤ‐１１５１Ｔ（アイピーディ）のスギ花粉症初期治療効果

• 竹中 洋

  京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室 大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室

• 浜 雄光

  京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室

• 高木 伸夫

  京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室

• 齊藤 憲治

  社会保険京都病院耳鼻咽喉科

• 大島 渉

  京都第二赤十字病院耳鼻咽喉科

• 水越 文和

  済生会京都府病院耳鼻咽喉科

• 西山 彰子

  愛生会山科病院耳鼻咽喉科

• 村上 泰

  京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室

書誌事項

タイトル別名

• Therapeutic effect of IPD-1151T on sugi pollinosis of early stage.

抄録

ヒトにおいてIgE抗体産生を抑制することが認められている唯一のアレルギー治療剤であるをスギ花粉症に用い, その臨床効果とIgE抗体産生に及ぼす影響について検討した。スギ花粉症の症状抑制効果は, 投与開始後2週間後で83.3%, 4週間後で80.1%, 飛散終了時で68.9%と高い抑制率を示した。血清総IgE抗体量とスギ特異的IgE抗体量は, 飛散前値と比較して飛散ピーク時に有意に減少していた。一方, IgE抗体産生を抑制する作用のない酸性抗アレルギー薬を用いた群ではこのような変化は認めなかった。

収録刊行物

• 耳鼻咽喉科展望

  耳鼻咽喉科展望 40 (6), 675-680, 1997

  耳鼻咽喉科展望会

キーワード

• スギ花粉症
• IgE
• 初期治療
• IPD-1151T

詳細情報

• CRID: 1390282679927546624
• NII論文ID: 130003795055
• NII論文ID: 80010050287
• DOI: 10.11453/orltokyo1958.40.675
• ISSN: 18836429
• ISSN: 03869687
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1998126807
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可