砕波による時空間的浮遊砂濃度変動の数値シミュレーション

DOI

抄録

3次元Large Eddy Simulationを用いて, 流体運動の3次元性および砕波によるエネルギー減衰を考慮した砕波帯内の流場を計算した.この流速場を用いて, 砕波下の流体運動によって生じる底質の巻き上げと移流を評価できる底質浮遊モデ速ルを構築し, 砕波帯内での時々刻々の3次元浮遊砂濃度分布の算定を行った.その結果, 砕波によって発生する間欠性, 局所性をもった底質の巻き上げと浮遊を計算することができた.また, 浮遊砂濃度場計算結果の検証として, 時間平均した浮遊砂濃度を水理実験結果と比較したところ, 同一オーダーとなっており, 計算の妥当性についても確認することができた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679526228352
  • NII論文ID
    130003807783
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.381
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ