猫顔面神経根線維に就て

• 森田 昭夫

  Anat. Labor. of Prof. H. SETO, Tohoku University

• 鎌田 重一

  Anat. Labor. of Prof. H. SETO, Tohoku University

• 下田 文明

  Anat. Labor. of Prof. H. SETO, Tohoku University

書誌事項

タイトル別名

• On the Facial Root Fibres in Cat

抄録

猫顔面神経根は顔面神経核の運動細胞から出る太い運動線維と本核内及び其周囲の網状体内に存する唾液分泌中枢と考えられる植物神経細胞に由来する微細線維とから成る.<br>猫顔面神経膝は人の場合と異なって外施神経核の背側と室灰白質との間に形成される.<br>顔面神経根, 特に膝部から起り縫線を越えて他側に至る交叉線維の存在は甚だ疑わしい. 何故ならば此疑問線維は平衡神経核に由来する軸索突起に依って表わされる様であるからである.<br>所謂上部顔面神経は猫に於ては顔面神経核に由来する様である.

収録刊行物

• Ａｒｃｈｉｖｕｍ　ｈｉｓｔｏｌｏｇｉｃｕｍ　ｊａｐｏｎｉｃｕｍ

  Ａｒｃｈｉｖｕｍ　ｈｉｓｔｏｌｏｇｉｃｕｍ　ｊａｐｏｎｉｃｕｍ 9 (4), 475-481, 1956

  国際組織細胞学会

キーワード

• Histology
• Anatomy

詳細情報

• CRID: 1390001206407888640
• NII論文ID: 130003881228
• DOI: 10.1679/aohc1950.9.475
• ISSN: 00040681
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/aohc1950/9/4/9_4_475/_pdf
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可