通過交通の影響を含めたストリートキャニオンにおける熱収支の実測

  • 神田 学
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部開発システム工学科
  • 鈴木 譲
    社団法人 土木学会 東京工業大学大学院 土木工学専攻
  • 森脇 亮
    社団法人 土木学会 東京工業大学 工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • FIELD OBSERVATION OF ENERGY BALANCE WITHIN A STREET CANYON INCLUDING EFFECT OF TRANSPORTATION
  • ツウカ コウツウ ノ エイキョウ オ フクメ タ ストリート キャニオン ニ

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抄録

通過交通のあるストリートキャニオンにおける熱収支の実態を把握するために国道246号線において集中観側を行った. また, 通過交通が鉛直乱流混合に与える影響を検討した. その結果, 1) 自動車排熱量は乗用車と普通貨物車に依存しており, 最大で200W/m2に及び, 日平均では日射量を卓越する事, 2) 顕熱の時間変動挙動は純放射量だけでなく, 自動車排熱量にも強く依存している事, 3) 潜熱量が無視し得ない事, 4) シンチレーション法がストリートキャニオンでの顕熱測定に有効である事, 5) 混雑車線が周囲大気に運動量を与えることにより, 鉛直乱流混合に影響を与えている事が明らかになった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1998 (587), 109-116, 1998-02-22

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (9)*注記

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