波浪推算モデルによる中部国際空港人工島の波浪場への影響評価

DOI
  • 小林 智尚
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻
  • 樋口 喬士
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻
  • 大澤 輝夫
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻
  • 安田 孝志
    岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻

抄録

波浪推算モデルSWANを伊勢湾内の冬期常時波浪に適用し, 中部国際空港人工島周辺域波浪場の再現性と常時波浪に対するSWANの特性を検討した.海上風データにはMM5による予報値を用いた.その結果, 移流項に高次の半陰解法差分スキームを用いているSWANでは計算格子間隔を数100m程度にすることができ, 人工島による波浪遮蔽域や周辺の浅瀬による浅水砕波域も精度良く再現できた.また風から波へのエネルギー輸送項にSnyderら (1981) の理論を用いた場合, 湾内の常時波浪では適切な推算結果を示したが, Janssen (1991) のquasi-linear理論では有義波高0.1m程度の低波浪時に波高を過小評価する傾向が見られた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204549658368
  • NII論文ID
    130003991358
  • DOI
    10.2208/proce1989.50.196
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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