肉芽腫性乳腺炎に続発した豚のアミロイド症の1例

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タイトル別名
  • A Case of Swine Amyloidosis Associated with Granulomatous Mastitis
  • 肉芽腫性乳腺炎に続発した豚のアミロイド症の1例(短報)
  • ニクゲシュセイ ニュウセンエン ニ ゾクハツシタ ブタ ノ アミロイドショウ

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抄録

2歳のランドレース雌豚に全身性アミロイド症が観察された. アミロイドは, 肝臓, 脾臓, 腎臓小腸およびリンパ節に沈着していた. このアミロイドはHE染色ではエオジンに淡染し, コンゴーレッド染色で橙赤色, 偏光顕微鏡下で黄緑色を呈した. また, 過マンガン酸カリウム前処理によりコンゴーレッドに対する染色性が消失し, 免疫染色では抗人アミロイドAA血清に対して陽性を示した. 本例は免疫組織学的にAA蛋白の沈着が証明されたActinomyces sp. によると思われる肉芽腫性乳房炎に続発した豚の全身性アミロイド症と考えられた.

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