大腸菌感染による子牛の播種性血管内凝固 (DIC) 例

• 渡辺 一博

  山形県中央家畜保健衛生所

• 大場 正昭

  山形県中央家畜保健衛生所

• 石塚 康夫

  山形県農共連中央家畜診療所

• 種市 淳

  山形県中央家畜保健衛生所

• 今野 宏美

  山形県中央家畜保健衛生所

• 鈴木 青磁

  山形県中央家畜保健衛生所

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Disseminated Intravascular Coagulation in Calf Infected with <I>Escherichia coli</I>
• A Case of Disseminated Intravascular Coagulation in Calf Infected with Escherichia coli

抄録

生後3日以内に急死した黒毛和種子牛3頭中の1頭を剖検したところ, 心冠部, 第四胃粘膜, 十二指腸粘膜の点状出血多発, 肺水腫, 腸間膜リンパ節の暗赤色腫大, 副腎皮質出血を認めた. 病理組織学的には主要臓器, 特に肺の血管, 腎の糸球体毛細血管および消化管, リンパ節に, 微小血栓とフィブリン血栓形成が著明であった. 脳には輪状出血, 副腎皮質には出血壊死を観察した. 各臓器から大腸菌をほぼ純粋に分離し, 血清型はO: 88であった.

収録刊行物

• 日本獣医師会雑誌

  日本獣医師会雑誌 46 (9), 753-755, 1993

  公益社団法人 日本獣医師会

キーワード

• 子牛
• 播種性血管内凝固
• 大腸菌

詳細情報

• CRID: 1390001204706719872
• NII論文ID: 130004051538
• DOI: 10.12935/jvma1951.46.753
• ISSN: 21860211
• ISSN: 04466454
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可