猫の急性骨髄単球性白血病 (M4) の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Feline Case of Acute Myelomonocytic Leukemia (M4)
  • ネコ ノ キュウセイ コツズイ タンキュウセイ ハッケツビョウ M4 ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

元気消失, 食欲廃絶を主訴としたペルシャ猫 (雄, 11歳) において重度の非再生性貧血, 好中球増加症と単球増加症が認められ, 末梢血に芽球と前単球出現がみられた. 血清中のネコ白血病ウイルス抗原およびネコ免疫不全ウイルス抗体は陽性で, 直接クームテストは陽性であった. 骨髄では芽球の著しい増加と, 赤芽球系細胞の著しい減少がみられ, 芽球はペルオキシダーゼ陽性で, 非特異的エステラーゼ陰性であった. 形態的に末梢血および骨髄でみられた未熟細胞は顆粒球形および単球系の前駆細胞と考えられ, 本例は非特異的エステラーゼ陰性のまれな急性骨髄単球性白血病 (M4) と診断された.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ