体内におけるラット精子の卵細胞内侵入過程の走査型電子顕微鏡による観察

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タイトル別名
  • Scanning electron microscopical observations on the penetration process of the rat spermatozoa into ovum in vivo.
  • 体内におけるラット精子の卵細胞内侵入過程の走査電子顕微鏡による観察〔英文〕
  • タイナイ ニ オケル ラット セイシ ノ ランサイボウナイ シンニュウ カテイ

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抄録

体内から採取した受精卵の卵丘細胞及び透明帯を機械的に除去することによって,卵細胞内侵入時のラット精子を走査型電顕で観察し,受精界面での精子侵入過程を調べた。<BR>まず,ラット精子は微絨毛をもつ卵細胞表面に付着し,その後,微絨毛をもつ細胞質突起が精子頭部後帽域をおおった。さらに,細胞質突起は穿孔器を残し精子頭部全体をおおった。その時点では,細胞突起に微絨毛はなかった。最後に,精子頭部は卵細胞内に取り込まれるが,まだ,精子中片•尾部は卵子細胞質内に取り込まれてはいなかった。<BR>侵入過程の時間的関係については,今後の検討が必要であろう。

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