赤外線分光光度法によるモノグリセリドならびにジグリセリドの分析

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タイトル別名
  • Analysis of Monoglyceride and Diglyceride by Infrared Spectrophotometry S
  • セキガイセン ブンコウ コウドホウ ニ ヨル モノグリセリド ナラビニ ジグリセリド ノ ブンセキ

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抄録

赤外線分光分析法によるモノおよびジグリセリドの分析法について研究した。モノならびにジグリセリドをクロロホルムに溶解して赤外吸収スペクトルを測定し,第一アルコールの水酸基に帰属される9.51μ と第二アルコールの水酸基に帰属される8.95μ の吸光度は試料重量に比例することを認めた。両波長での比吸光度が等しいと仮定し,両波長での吸光度を用いて試料中の1-モノグリセリドと2-モノグリセリドの割合を求め,化学分析による結果と良い一致をみた。また試料ジグリセリドの吸光度による分析を試み,1,3-ジグリセリド60%,1,2-ジグリセリド40%なる分析値を得た。これらの分析値は薄層クロマトグラフィーによる結果と比較して妥当なる値である。<BR>なおナタネ油に添加した1-モノグリセリドは1.8% 以下の誤差で検出することができた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 68 (11), 2137-2139, 1965

    The Chemical Society of Japan

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