研究会 HANPフォーラム2000 テーマ : 心不全治療のcardioprotection―慢性期から急性期へ― 循環調節における交感神経系の役割

DOI
  • 宮島 栄治
    横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター
  • 重政 朝彦
    横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター
  • 小菅 雅美
    横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター
  • 澤田 玲民
    横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター
  • 木村 一雄
    横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター

書誌事項

タイトル別名
  • HANP inhibits sympathetic nerve activity in humans

抄録

慢性心不全患者に対するhANP急性投与の交感神経-副腎系への影響について,ニトログリセリン(NTG)を対照薬とし,筋交感神経活動(MSNA),血中ノルエピネフリン(NE),エピネフリン(E)濃度を交感神経活動の指標として比較検討した.<BR>高用量において両薬による血圧の低下,MSNA,血漿NEの有意な上昇,hANP投与では血漿Eの有意な低下が認められた.急性心筋梗塞患者を対象に行った同様の検討結果も含め,hANPはNTGと比較してMSNAが有意に低値を示すなど,NTGと同等の血管拡張・降圧作用を認める用量では交感神経活動を亢進しにくく,さらに副腎Eの放出抑制効果が示唆された.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 34 (1), 51-53, 2002

    Japan Heart Foundation

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680464656384
  • NII論文ID
    130004136312
  • DOI
    10.11281/shinzo1969.34.1_51
  • ISSN
    05864488
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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