転位椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術

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  • Percutaneous endoscopic lumbar discectomy for migrated disc herniations

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抄録

目的: 上下方向に転位した椎間板ヘルニアに対する経皮的内視鏡下ヘルニア摘出術の術式と結果を報告する. 対象: 転位なし123例, 軽度下方転位65例, 中度下方転位35例, 重度下方転位12例, 軽度上方転位25例, 中度上方転位11例, 重度上方転位4例を対象とした. 方法: 転位なし•軽度転位例にはtransforaminal法のhalf and half法で髄核摘出した. L4/5以上の中度転位には椎間孔拡大術を, L5/S中度転位例には部分椎弓拡大術を行い, 硬膜外腔での内視鏡操作を容易にした. L4/5からL5/Sまでの重度下方転位ヘルニアにはtransforaminal法+interlaminar法の合併手技を応用した. 重度上方転位例はtranslaminar法で椎弓に穴を開けて行った. 結果: 初回手術は87%の満足であり, 12%に再手術がなされ63%が回復した. 転位が強い程取り残し率が高くなった. 結論: 硬膜外腔への転位ヘルニアは椎間孔•椎弓間腔•椎弓穴等の拡大術や各種合併手技により摘出する. <br>

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