担持ニッケル触媒上でのブタンの分解反応とカーボン析出

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タイトル別名
  • Decomposition of Butane and Carbon Formation on Supported Nickel Catalystst
  • 担持金属触媒上でのカーボン析出 I  担持ニッケル触媒上でのブタンの分解反応とカーボン析出

抄録

カーボン生成に関する特徴を明らかにするために,担持ニッケル触媒を用いて,パルス法を利用し,400~500℃の温度範囲でブタン分解反応の研究を行なった。<BR>ブタンの分解率はキャリヤーガス流速が一定のとき触媒量に比例しており,零次反応とみなし得た。いくつかの触媒で反応速度の温度依存性に異常が認められた。これらの触媒ではニッケル表面をおおい尽くすのに十分なカーボンが存在していても,高温域ではブタンの分解率は減少しなかった。これらの特徴は触媒の調製法や担体に関係するのではなくてニッケルの結晶性に関係付けられた。ニヅケル結晶粒子径の大きい触媒はArrheniusプロットに折れ曲がりがあり,高温域でカーボンが生成してもブタンの分解反応は妨害されなかった。

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