房室結節に起源する房室接合部補充調律の実験的検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Experimental inspection on junctional escaped beat which origined from atrioventricular sinus.
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抄録
房室接合部補充調律をもたらす自律中枢の局在についてはいまだ一定の結論がえられていない.そこで今回われわれは, 麻酔開胸犬に洞結節の圧挫を加え, ヒス東電位が先行する, いわゆるproximal H rhythmを作製し, 本調律が房室結節に起源する可能性について検討してみた.<BR>proximal H rhythmを呈した7頭の犬を対象に房室接合部電位を加算平均し, 高感度増幅記録を行ったところ, このうち5頭では, H電位に先行する小電位 (pre-H potential) を認めた.pre-H potentia1はCa拮抗剤ベラパミール静注により顕著に抑制された.<BR>さらに, proximal H rhythmの周期は迷走神経刺激, およびCa拮抗剤により有意に延長したのに対し, HVブロック作製後に出現したHis-Purkinje起源のdistal H rhythmおよび心室調律の周期はこれらにより有意な変化を示さなかった.以上の成績はproximal H rhythmをもたらす自動中枢の多くが房室結節にあることを示唆している.
収録刊行物
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- 心電図
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心電図 7 (2), 191-198, 1987
一般社団法人 日本不整脈心電学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679748835072
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- NII論文ID
- 130004245789
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- ISSN
- 18842437
- 02851660
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可