犬における乳犬歯晩期残存と永久歯咬合異常

書誌事項

タイトル別名
  • Incidence of Prolonged Retention of Deciduous Canine and Malocclusion of Permanent Canine in the Dog
  • イヌ ニ オケル ニュウケンシ バンキ ザンソン ト エイキュウシ コウゴウ
  • 犬における重症患畜の麻酔はどうしたら良いか

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抄録

乳犬歯晩期残存ならびに乳犬歯晩期残存による永久歯の咬合異常発生状況を1, 120頭の犬について調査した. 77頭 (6.9%) に乳犬歯の晩期残存がみられ, ポメラニアン, ヨークシャーテリア, マルチーズなどの小型犬種での発生率 (13.8%) が中型犬種 (2.3%) や大型犬種 (2.0%) に比べ有意に高かった. 若齢犬により多く発生し, 下顎よりも上顎での発生が多く認められた. 性別による有意差は認められなかった. 下顎前突や上顎前突など顎の発育異常が認められなかった68頭中35頭 (51.5%) には永久犬歯転位による咬合異常が認められた.

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被引用文献 (2)*注記

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