循環潅漑による琵琶湖への流入負荷削減効果

Bibliographic Information

Other Title
  • ジュンカン カンガイ ニ ヨル ビワコ エ ノ リュウニュウ フカ サクゲン

Search this article

Abstract

琵琶湖周辺の揚水機場では, 肥料成分等の琵琶湖への流入を削減する一環として, 排水路の水と湖水を混合して利用する循環潅漑が行われている。昭和62, 63年の2年間にわたり揚水量, 排水再利用量, 水質を測定し, その効果を検討した。排水の再利用量が揚水量の1~2%と少ないため潅漑水の水質は常に水稲の用水基準以下で, 水稲への悪影響はみられなかった。潅漑期間中の物質循環量はSS~4.6t, COD0.8~1.1t, T-N0.4~0.5t, T-P60~80kgであった。循環再利用量は排水流入口のゲート管理方法を改善することにより4~5倍に増加させることが可能であり, それに伴って, 負荷の削減量も3~4倍に増加する。

Journal

Citations (9)*help

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top