東南アジアにおける参加型水管理の現状と課題

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タイトル別名
  • The Present and the Future of the Participatory Irrigation Management in Southeast Asia

抄録

近年, 政府支出金の削減と水管理の改善を目的とした,「参加型水管理制度」の導入を開始する開発途上国が増加している。しかしながら, 歴史的にこのような共同的管理の経験が乏しい東南アジア等,開発途上国においては, これらの政策が必ずしもスムーズに実現していない。本報文では,「政府主導型管理から農民参加型管理へ」という大きな転換期にある水管理の現状と課題を, インドネシアとタイの事例を基に明らかにした。また,農民参加による持続的水管理体制確立のための課題として,(1)地域特性の考慮,(2)水資源の確保,(3)水利組合の水配分計画への参画,(4)水配分にかかる公平性,(5)潅漑地区運営の透明性,(6)総合的アプローチ, を示した。

収録刊行物

  • 農業土木学会誌

    農業土木学会誌 67 (3), 257-263,a2, 1999

    社団法人 農業農村工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205920859776
  • NII論文ID
    130004290329
  • DOI
    10.11408/jjsidre1965.67.3_257
  • ISSN
    18847188
    03695123
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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