中越大震災における農村コミュニティ機能

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タイトル別名
  • Function of Rural Community in the Great Chuetsu Earthquake

抄録

被災住民や自治体担当者への聞き取り調査によって, 中越大震災におけるコミュニティ機能の実態を明らかにした。中越大震災では, 阪神・淡路大震災の神戸市とは異なり, 避難生活においてコミュニティが大きな役割を果たした。仮設住宅へはコミュニティ単位で入居したほか, 多くの課題がコミュニティによって解決された。一方, ボランティアの受け入れに関しては農村特有の問題が生じた。震災時のコミュニティ機能には (1) 安全確認・確保機能,(2) 情報共有機能,(3) 避難生活互助機能,(4) 資源公平分配機能,(5) 義務公平負担機能,(6) 自律的合意形成機能があり, これらの発揮は時系列的に変化した。

収録刊行物

  • 農業土木学会誌

    農業土木学会誌 75 (4), 287-291,a1, 2007

    社団法人 農業農村工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680924666624
  • NII論文ID
    130004291516
  • DOI
    10.11408/jjsidre1965.75.287
  • ISSN
    18847188
    03695123
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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