非排水有効応力地震応答解析における捨石材のモデル化に関する検討 (その1)

• 佐藤 成

  パシフィックコンサルタンツ (株)

• 大竹 省吾

  オリエンタルコンサルタンツ (株)

• 亀山 和弘

  五洋建設 (株)

• 佐藤 靖彦

  西松建設 (株)

• 飯田 典生

  日本港湾コンサルタント (株)

• 大塚 夏彦

  北日本港湾コンサルタント (株)

• 土屋 善浩

  (株) エイトコンサルタント

• 森 浩章

  (財) 沿岸開発技術研究センター

• 小堤 治

  株式会社日本科学技術研修所

• 井合 進

  独立行政法人港湾空港技術研究所

• 安田 進

  東京電機大学理工学部

抄録

非排水条件での有効応力地震応答解析 (FLIP) において, 捨石材はc=0, φ'_f=40° とし, 水の体積弾性係数K_f=2.2×10⁶ (kPa) とするモデル化が広く行われてきた. 本検討では, ケーソン岸壁の捨石材に着目した想定モデルを対象に地震応答解析を行い, 排水および非排水条件の初期の振動特性を比較した. その結果, 水の体積弾性係数K_fがゼロに近い値をとれば排水条件と同等になることを確認した. また, 捨石材における水の体積弾性係数Kfを小さくするだけではなく, 室内試験で確認されているc=20 (kPa), φ'^f=35° の設定を行わないと, ケーソン周辺で局部的に破壊領域に至り, ケーソンの残留変位が大きくなることが明らかとなった.

収録刊行物

• 地震工学研究発表会講演論文集

  地震工学研究発表会講演論文集 26 677-680, 2001

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• dynamic
• effective stress model
• finite element analysis
• rubble material

詳細情報

• CRID: 1390282680360816640
• NII論文ID: 130004294590
• DOI: 10.11532/proee1997.26.677
• ISSN: 18848435
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可