テタニーの1例

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Tetanus

抄録

Schwabはテタニーを神経筋及び知覚刺戟閾値の低下を伴う中枢神経の興奮性亢進の状態と定義し, (1) 低カルシウム血性テタニー(慢性特発性上皮小体機能低下症, 仮性上皮小体機能低下症, 手術, X線照射, 感染, 出血などによる上皮小体侵襲, 佝僂病, 腸疾患に伴われるテタニーなど) (2) 正カルシウム血性テタニー(過呼吸性, 胃性, 心因性, 燐過剰投与, 重曹過剰投与, 水銀利尿剤投与時テタニーなど)と分類している. 本邦において, 甲状腺手術後あるいは小児において佝僂病と合併したテタエーはしばしば報告されているが, 成人の特発性テタニーで典型的症状を呈し, 血中無機塩類の測定及び誘発試験の試みられた症例は少ない. われわれはその1例を経験したのでこれを報告する.

収録刊行物

  • 医療

    医療 11 (5), 417-419, 1957

    一般社団法人 国立医療学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681293308160
  • NII論文ID
    130004309555
  • DOI
    10.11261/iryo1946.11.417
  • ISSN
    18848729
    00211699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ