大腿四頭筋拘縮症に対する大腿直筋―縫工筋形成術

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タイトル別名
  • Recto-Sartorius Plasty for the Treatment of Cantracture of Quadriceps Muscles
  • ダイタイシトウキン コウシュクショウ ニ タイスル ダイタイ チョクキン ホウ

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抄録

大腿四頭筋拘縮症の直筋型に対する起始部の筋腿切離術は, 切離部の出血や, 広く形成された死腔に, 瘢痕組織が形成され, ふたたび切離端の間に再癒着をおこし, 硬結や索状物を生じてきて, これが術後の再発に関与する欠点がある.<br>最近我々は, これらの欠点を改良した, 大腿直筋―縫工筋形成術を行つており, 17例, 19肢の術後観察期間は平均1年2ヵ月で, 著明な改善を認めているので, その適応術式, 後療法, 及び手徳成績を報告する.<br>混合型の場合は, まず本手術を行い膝の可動域が改善されないときに, 広筋腱形成術を行つている.

収録刊行物

  • 医療

    医療 31 (12), 1388-1393, 1977

    一般社団法人 国立医療学会

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