胎便性腹膜炎の1例

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タイトル別名
  • A Case of Meconium Peritonitis
  • タイベンセイ フクマクエン ノ 1レイ

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抄録

胎便性腹膜炎は新生児急性腹症における鑑別すべき一つの疾患である. 本症は胎生期または周産期における消化管穿孔の結果, 胎便が腹腔内へ逸脱することによつて起る無菌的化学的腹膜炎である.<br>私たちは生後第1日目の男子で, 腹部膨満, 呼吸困難, 陰嚢腫脹を主訴とし, 腹部単純レントゲン写にて特徴のある散在性の小斑点状石灰化像を呈した胎便性腹膜炎の1例を経験したので報告する.

収録刊行物

  • 医療

    医療 35 (3), 252-254, 1981

    一般社団法人 国立医療学会

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