Warthin腫瘍の1治験例

書誌事項

タイトル別名
  • Warthin シュヨウ ノ 1チケンレイ

この論文をさがす

抄録

今日Warthin腫瘍と呼ばれているものは, 1910年AlbrechtとArztがリンパ節に発生した乳頭状嚢腺腫という演題で報告し, 1929年Warthinが34年間に経験した2例を詳細に検討し, これをリンパ腫様乳頭嚢腺腫papillary cystadenoma lymphomatosumと名付けた。その後1944年MartinとEhrlichがはじめてWarthin腫瘍という名称を用いて以来, この名が広く使われるようになった。この腫瘍は主に耳下腺部に発生し, 比較的その頻度が低く, 本邦においては数十例の報告がみられるにすぎない。著者らは最近本腫瘍の1手術治験例を経験したので報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ