閉塞性黄疸例における耐糖能とインシュリン反応

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  • GLUCOSE TOLERANCE AND INSULIN RESPONSES IN OBSTRUCTIVE JAUNDICE

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抄録

閉塞性黄疸25例 (対照10例) に経口的GTT (50g) をおこなった.黄疸例の耐糖能は低下し, 糖尿病型を示すものは60%に達し, insulinogenic index, 120分ΔIRI/ΔBSは対照例の1/2以下であった.黄疸の原因疾患の種類, 血清ビリルビン値, 血清K値, 年齢の各因子と耐糖能低下, インシュリン反応低下とを関連づけることはできなかった.黄疸例, 対照例ともに, GTT時血中セロトニン, アドレナリン, ノルアドレナリン値は正常範囲以上の変動を示すものがあったが, とくに黄疸例のセロトニン変動にこの傾向が強かった.胆管閉塞解除後3週間では, 耐糖能およびインシュリン反応の改善はみられなかった.

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