入院患者からの緑膿菌分離例数の推移と臨床分離緑膿菌に対する各種抗生物質の抗菌力

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タイトル別名
  • ANNUAL NUMBER OF <I>PSEUDOMONAS AERUGINOSA</I> ISOLATED INPATIENTS, AND ANTIBACTERIAL ACTIVITY OF VARIOUS ANTIBIOTICS AGAINST P. <I>AERUGINOSA</I> ISOLATED FROM CLINICAL SPECIMENS OF INPATIENTS

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抄録

近年, 病院内におけるMethicillin-resistant Staphylococcus aureus(MRSA) の分離率は減少し, 代わりにPseudomonas aeruginosaの分離率が増加する傾向がある。この要因としては, MRSA院内感染の防止を目的とした院内感染対策の徹底や, 第三世代セフェム系抗生物質の使用規制が考えられる。<BR>入院患者から分離されたP.aeruginosaに対する各種抗生物質のMICを測定した結果, P. aeraginosaに対する抗菌力は, β-ラクタム系抗生物質の中ではCefclidin (CFCL) が, アミノグリコシド系抗生物質のうちではTobramycin (TOB) が最も優れていた。CFCLの抗菌力はTOBと同等かそれ以上であった。<BR>P. aeruginosaに対する優れた抗菌力が, CFCLの特徴であると思われた。

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