Usefulness of myocardial imaging with 123I-meta-iodobenzylguanidine in patients with congestive heart failure

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  • 研究会 第14回 心臓核医学研究会 心不全における123I-MIBG(meta-iodobenzylglianidine)イメージングの有用性
  • %uptakeによる検討

Abstract

心不全における123I-meta-iodobenzylguanidine(123I-MIBG)心筋イメージングの有用性を検討するため,各種心疾患による心不全16例,健常7例を対象に,安静時に123I-MIBGおよび201T1心筋イメージングを行った.123I-MIBGイメージングは123IMIBG静注後20分と3時間後に撮像,いずれも断層像と全身像を撮像した.201T1イメージングは201T1静注20分後にのみ断層像と全身像を撮像した.断層像はBull's-eye mapを作成,これを17の区域に区分し,欠損の部位,広がりを検討した.全身像をもとに注入総アイソトープ量に対して心筋に取り込まれたアイソトープ量の%(%uptake)を計測した.また201T1の%uptakeに対する123I-MIBGの%uptakeの比(uptakeratio)も計測した.心不全において,201T1イメージングで欠損の出現例は10/16(63%)であったが,123I-MIBGイメージングでは全例に欠損が出現した. 欠損出現区域数は201T1で55,123I-MIBG早期像で87,3時間後像で109と,早期像は201T1に比し(p<0.01),3時間後像は早期像に比し(p<0.05),有意に欠損出現頻度が大であった.また123I-MIBGでは下壁,側壁の欠損の出現が早期像で欠損領域の68%を,3時間後像で67%をしめ,201T1(45%)より有意(p<0.01)に高頻度であった.心不全において123I-MIBGの%uptakeは初期像,3時間後像いずれの場合も健常例と差を見なかった(初期像:4.37±0.76%vs4.01±0.33%,3時間後像:3.47±0.85%vs3.54±0.38%).他方,201T1の%uptakeは心不全で健常例より有意に大であった(5.84±1.09%vs4.63±0.31%,p<0.05).Uptake ratioは初期像,3時間後像とも心不全例では健常例より有意に低く(初期像:0.753±0.847vs0.847±0.056,p<0.05,3時間後像:0.605±0.106vs0.677±0.052,p<0.01),ことに3時間後像でのuptake ratioは心不全例と健常例を明確に区分した.3時間後像でのuptake ratioは%FSとr=0.84の,左室駆出率とr=0.81の,左室拡張終期容積とr=-0.73の,左室収縮終期容積とr=-0.82の高度の相関を示した.また3時間後像でuptake ratioと血清norepinephrineレベルとの間にもr=-0.63の相関が存在し,uptake ratioの心不全の予後判定における有用性を示唆した.

Journal

  • Shinzo

    Shinzo 26 (Supplement1), 55-63, 1994

    Japan Heart Foundation

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205487655168
  • NII Article ID
    130004413270
  • DOI
    10.11281/shinzo1969.26.supplement1_55
  • ISSN
    05864488
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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