重症不整脈を有する患者の麻酔管理 (4)植え込み型除細動器埋め込み術の麻酔管理

  • 杉浦 孝広
    社会医療法人財団石心会 川崎幸病院麻酔科
  • 森 庸介
    社会医療法人財団石心会 川崎幸病院麻酔科

書誌事項

タイトル別名
  • Anesthesia Management in Patients Undergoing Implantable Cardioverter-Defibrillator Implantation

抄録

  植え込み型除細動器(ICD)は心臓突然死を予防する目的で開発された機器である.その有効性から,年々埋め込み件数は増加している.以前は全身麻酔で行われていたが,ICDの小型化に伴い,局所麻酔下での埋め込みと心室細動誘発時における鎮静薬の投与によって麻酔を行う施設が増えている.ICD埋め込み術の麻酔管理においては,①適応となる基礎疾患の把握:疾患の特性の理解と術前の心機能評価,②心室細動誘発時の管理:十分な鎮静と気道確保,③心室性頻脈性不整脈発生時の対応:迅速な除細動とその後の管理,の3つが大切である.

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679734399744
  • NII論文ID
    130004450097
  • DOI
    10.2199/jjsca.32.632
  • ISSN
    13499149
    02854945
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ