新人看護師の職場適応を心理状態から考える

書誌事項

タイトル別名
  • Psychological State of Inexperienced Nurses' Adaptation to their Work - Based on Surveys Over Time
  • 新人看護師の職場適応を心理状態から考える : 経時的アンケート調査から
  • シンジン カンゴシ ノ ショクバ テキオウ オ シンリ ジョウタイ カラ カンガエル : ケイジテキ アンケート チョウサ カラ
  • ── 経時的アンケート調査から ──

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抄録

昨今の医療現場は,過重労働問題や業務の特殊性,医療訴訟の増大などストレス要因が非常に複雑になってきている。このストレスフルな職場環境の中で,どの医療機関においても看護師不足,離職防止の問題は課題であり,さまざまな支援策がとられている。当院では,働きやすい職場環境を作る事を目的に,心理職が職員のメンタルヘルスケアに取り組んでいる。  本報告では,経時的に実施したアンケート調査から新人看護師の職場適応について検討した。入職直後は,非常に高い心身の疲労度を示していたが,入職2年目に入ると疲労度に改善傾向が見られた。しかし,抑うつ度はまだ高く,セルフエフィカシーも低い状態のままであることがわかった。  医療現場で働く看護師の業務があらためて負荷の高い業種である事を認識,理解した上で,ストレスマネジメント教育や継続的なサポート体制を作っていく事の重要性をあらためて感じた。

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参考文献 (9)*注記

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