頚椎後外側アプローチを応用した頚椎手術の検討
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抄録
最小侵襲頸頚椎弓根スクリュー固定(MICEPS)を2011年7月から2013年4月の22ヶ月間に35例に行った.外傷が20例,転移性頚椎腫瘍が4例,その他変性疾患が11例であった.手術時間は平均208.6分,出血量は平均118.1mlであり,screwの逸脱率は130本中2本1.5%であり,いずれも内側逸脱で,外側逸脱による椎骨動脈損傷はなかった.低侵襲性とscrew逸脱防止の安全対策の両面で有益な手術であった.多裂筋を部分剥離して後枝内側枝を温存し,骨移植は椎間関節固定術を行い,除圧術では椎間孔拡大術などを工夫すればさらに適応が拡大すると思われる.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 63 (1), 78-82, 2014
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679919277312
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- NII論文ID
- 130004461517
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可