橋梁構造物のライフサイクルにおける地球温暖化環境負荷の定量的評価に関する研究

  • 小幡 卓司
    北海道大学大学院 工学研究科環境創生工学専攻
  • 大野 良輔
    東日本旅客鉄道(株)蕨保線技術センター
  • 林川 俊郎
    北海道大学大学院 工学研究科環境創生工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON LIFECYCLE QUANTITATIVE ASSESSMENT OF GLOBAL WARMING ENVIRONMENTAL IMPACT ON BRIDGE STRUCTURES BY USING OF DATA ENVELOPMENT ANALYSIS

抄録

本研究は,社会基盤構造物のライフサイクルにおける,地球温暖化に関わる環境負荷の定量的評価について検討を加えることを目的とする.本研究では橋梁構造物を対象に,橋梁11種類の試設計を行い,その結果から得られた CO2 排出量等のデータに包絡分析法を適用し,地球環境負荷に関する定量的評価を行った.また,この結果から高性能鋼の使用等を想定した各種のシナリオを設定し,200年のライフサイクルスパンを考慮した環境性能向上策について検討した.解析結果から,環境性能は少数主桁鋼橋とポステン PC 桁橋が優れているが,従来型鋼橋においても,両者に比して70%~85%程度の効率性を有することが判明した.また,CO2排出量低減やコストダウンを行うことにより,かなりの環境負荷の改善効果が期待できる数値解析結果が得られた.

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参考文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680230146176
  • NII論文ID
    130004466983
  • DOI
    10.2208/jsceja.62.191
  • ISSN
    18806023
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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