浮屋根式貯蔵タンクのスロッシング減衰対策―φ0.6mタンクモデルの振動実験―

書誌事項

タイトル別名
  • A DAMPING METHOD AGAINST THE FLOATING ROOF TANK SLOSHING A VIBRATION EXPERIMENT WITH .PHI.0.6M TANK MODEL
  • A DAMPING METHOD AGAINST THE FLOATING ROOF TANK SLOSHING A VIBRATION EXPERIMENT WITH φ0.6M TANK MODEL
  • -φ0.6mタンクモデルの振動実験-

抄録

やや長周期の地震により石油タンク貯蔵液のスロッシングが発生し,浮屋根の沈没,破壊,そして最悪の場合,火災発生といった問題が生じている.本研究は,これらの対策として浮屋根の外周部にゴム製の制振材を設置することで,スロッシングの減衰対策を行い,かつ浮屋根破壊を防ぐことを目的としている.本論文では,研究の第一段階として直径0.6mタンク(苫小牧での被害タンクの約1/66スケールレベル)での振動実験を行い,減衰材モデルの制振効果について評価を行った.この結果,粘弾性体である合成ゴムからなる制振材によって,地震時に発生するタンク内貯蔵液のスロッシングを抑制する効果が認められ,貯蔵タンクの地震対策において有用な工法としての所見を得たので報告する.

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参考文献 (5)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680231615616
  • NII論文ID
    130004467035
  • DOI
    10.2208/jsceja.63.242
  • ISSN
    18806023
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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