Ｔｒａｎｓｇｌｏｔｔｉｃ　ｃａｒｃｉｎｏｍａ症例の臨床病理学的検討

• 前田 明輝

  久留米大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 梅野 博仁

  久留米大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 千年 俊一

  久留米大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 三橋 拓之

  久留米大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 中島 格

  久留米大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

書誌事項

タイトル別名

• Clinicopathological Study of Transglottic Carcinomas
• Transglottic carcinoma ショウレイ ノ リンショウ ビョウリガクテキ ケントウ

抄録

当科で喉頭摘出を行ったtransglottic carcinoma 13例の連続大切片標本を用いて，臨床病理学的に検討した。<br>甲状軟骨・披裂軟骨浸潤は10/13例 (77％)，輪状軟骨浸潤は7/13例 (55％) に認めた。またpreepiglottic space (PES) 浸潤は4/13例 (31％)，paraglottic space (PGS) は13/13例 (100％)，cricoid area (CA) 浸潤は10/13例 (77％) に認めた。Transglottic carcinomaは下方進展しやすく，PGS, CAが重要な間隙と考えられた。また，高率に喉頭軟骨浸潤をきたすため，喉頭温存は困難と考えられた。

収録刊行物

• 日本気管食道科学会会報

  日本気管食道科学会会報 62 (3), 322-328, 2011

  特定非営利活動法人 日本気管食道科学会

キーワード

• transglottic carcinoma
• 軟骨浸潤
• 喉頭間隙浸潤
• 臨床病理学的検討

詳細情報

• CRID: 1390282679992165888
• NII論文ID: 130004470214
• NII論文ID: 40018883960
• NII書誌ID: AN00187474
• DOI: 10.2468/jbes.62.322
• ISSN: 18806848
• ISSN: 00290645
• NDL書誌ID: 11149336
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/11149336
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11149336
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011265162
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可