気道狭窄により緊急手術を要した小児挿管性喉頭肉芽腫の1例

  • 西田 直哉
    高松赤十字病院 耳鼻いんこう科 愛媛大学医学部 耳鼻咽喉科
  • 本吉 和美
    高松赤十字病院 耳鼻いんこう科
  • 森 敏裕
    高松赤十字病院 耳鼻いんこう科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Pediatric Postintubation Granulomas of the Larynx which Reguiring Emergency Operation due to Airway Obstruction
  • 症例 気道狭窄により緊急手術を要した小児挿管性喉頭肉芽腫の1例
  • ショウレイ キドウ キョウサク ニ ヨリ キンキュウ シュジュツ オ ヨウシタ ショウニソウカンセイ コウトウ ニクガ シュ ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

今回われわれは,気道狭窄をきたし緊急手術を要した小児挿管性喉頭肉芽腫の1例を経験したので報告する。症例は11歳男児。嗄声,鼾,睡眠時無呼吸,喘鳴を主訴に当科を受診した。喉頭内視鏡検査にて左右声帯突起部に肉芽腫病変を認め,声門レベルで高度の気道狭窄を認めた。挿管の既往より,挿管性喉頭肉芽腫症と診断し,早急に気道狭窄の解除が必要と考えられたため即日入院の上,全身麻酔下にて喉頭直達鏡下に両側の肉芽腫を摘出した。挿管歴のある場合,とくにICUでの長期挿管歴のある場合は,その晩期合併症として喉頭肉芽腫に留意する必要がある。

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ