HIVの生体内侵入メカニズム

書誌事項

タイトル別名
  • Mechanism for HIV invasion via skin or mucosa

抄録

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の約8割は性的接触によるものである.性行為HIV感染初期において,ウイルスは性器粘膜に曝露された後,感染局所から所属リンパ節に運ばれて宿主での永久的な感染を成立させる.近年この分野の研究が飛躍的に進み,粘膜表皮内樹状細胞であるランゲルハンス細胞が感染局所における最初のターゲット細胞であることや,CD4およびCCR5を介してHIVに感染したランゲルハンス細胞がウイルスの生体内播種にも深く関与していることがわかり,HIVの生体内侵入メカニズムが徐々に明らかとなりつつある.

収録刊行物

  • ウイルス

    ウイルス 61 (1), 59-66, 2011

    日本ウイルス学会

参考文献 (40)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205078223232
  • NII論文ID
    130004470966
  • DOI
    10.2222/jsv.61.59
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BC3MXht1ahsLzK
  • ISSN
    18843433
    00426857
  • PubMed
    21972556
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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