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- 山本 拓也
- Immunology Laboratory Vaccine Research Center, NIAID, NIH
書誌事項
- タイトル別名
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- The role of Follicular helper CD4 T cells in HIV/SIV infection
- HIV/SIV カンセン ニ オケル Follicular helper CD4 Tサイボウ ノ ヤクワリ
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抄録
ウイルス感染防御において,抗体は主要な役割を果たす.しかしながらHIV感染者では様々なB細胞性免疫異常が報告されている8).CD4T細胞によるB細胞へのヘルプはB細胞免疫において非常に重要な役割をなしていることは明らかであるが,HIV感染ではCD4T細胞の枯渇,機能異常が生じるため,これらCD4T細胞によるB細胞へのヘルプが正常でないことは容易に想像される.<BR> Follicular helper CD4 T細胞(TFH細胞)は第2リンパ組織に局在するCD4T 細胞集団であり,B細胞の胚中心(Germinal Center; GC)形成,体細胞超変異 (somatic hypermutation; SHM) ,メモリーB細胞産生,維持に中心的な役割をなしていると考えられており,近年ウイルス感染においてそれら細胞の役割に関して 注目が集まっている9, 1).そこで本稿では,我々のグループで得られた最新の知見を中心に,TFH細胞とHIV/SIV感染の関連,それに基づくワクチン開発の可能性について紹介する.
収録刊行物
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- ウイルス
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ウイルス 62 (2), 161-166, 2012
日本ウイルス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680054951296
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- NII論文ID
- 130004470984
- 10031140215
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- NII書誌ID
- AN00018808
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- ISSN
- 18843433
- 00426857
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- NDL書誌ID
- 024233573
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- PubMed
- 24153226
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可