Cephalexinの病原性<I>Treponema pallidum</I>にたいする効果

• 幸田 弘

  九州大学医学部皮膚科教室

• 有吉 通泰

  九州大学医学部皮膚科教室

• 鈴木 達朗

  九州大学医学部皮膚科教室

• 占部 治邦

  九州大学医学部皮膚科教室

• 都外川 幸雄

  福岡赤十字病院皮膚科

書誌事項

タイトル別名

• Effect of Cephalexin on Virulent <I>Treponema pallidum</I>
• Cephalexinの病原性Treponema pallidumにたいする効果
• Cephalexin ノ ビョウゲンセイ Treponema pallidum ニ タイスル コウカ
• Effect of Cephalexin on Virulent Treponema pallidum

抄録

Cephalexin(CEX)の病原性Treponema palidum(T.P.)にたいする効果について検討し，つぎの成績をえた。<BR> 1)実験家免梅毒にCEX 80mg/kg 1日をそれぞれ2日間，5日間および10日間経口投与し，VDRL抗体価の推移をみた。5日間および10日間投与群では抗体価の急速な下降がみられたが，2日間投与群では改善があまりみられなかつた。<BR> 2)梅毒性睾丸炎は治療開始後10日目には治癒した。また病巣部のT.P.も治療開始後2日目にはすべて不動化されていた。<BR> 3)TPIテストを応用して試験管内抗菌力を調べたところ，CEX 0.002μg/mlでT.P.は100%不動化，0.001μg/mlで70%の不動化をみた。<BR> 4)混合下疳，硬性下疳，先天梅毒，早期および晩期潜伏梅毒の5症例をCEXで治療し，penicillinに匹敵する治療効果を認めた。

収録刊行物

• 西日本皮膚科

  西日本皮膚科 35 (6), 722-730, 1973

  日本皮膚科学会西部支部

キーワード

• Dermatology

詳細情報

• CRID: 1390001204299421568
• NII論文ID: 130004472178
• NII書誌ID: AN00183881
• DOI: 10.2336/nishinihonhifu.35.722
• ISSN: 18804047
• ISSN: 03869784
• NDL書誌ID: 7602118
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/7602118
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7602118
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1974034446
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可