MJD‐1741の単純ほう疹に対する臨床的検討

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical evaluation of MJD-1741 for herpes simplex.

抄録

ビダラビン3%軟膏(MJD-1741)の単純疱疹に対する有効性および安全性を検討した。総症例数は38例, その内訳は, 口唇ヘルペス31例, カポジー水痘様発疹症2例, 陰部疱疹1例, 顔面に発症した単純疱疹2例, 臀部, 手·口唇部に発症した単純疱疹各1例であつた。有効率は, 「有効」以上が50.0%, 「やや有効」以上が81.6%であつた。なお, 単純疱疹の既往歴を有する患者に対して, MJD-1741使用による今回の病相における経過の印象を調査した結果, 過去の病相に比較し「短かつた」または「よかつた」と答えた患者は, 25例中16例(64.0%)であり, 「長かつた」または「悪かつた」が2例(8.0%)とMJD-1741の印象は良い結果であつた。また, 副作用は認められず, 高い安全性が示唆された。有用率は, 「有用」以上が55.3%, 「やや有用」以上が81.6%で単純疱疹に対して有用性が高く, 安全性の面でも優れた薬剤であることが示唆された。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 52 (2), 365-370, 1990

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (8)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204294393216
  • NII論文ID
    130004473522
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.52.365
  • ISSN
    18804047
    03869784
    http://id.crossref.org/issn/03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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