Febrile Ulceronecrotic Mucha‐Habermann’s Disease

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タイトル別名
  • A Case of Febrile Ulceronecrotic Mucha-Habermann's Disease.

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抄録

4歳男児。Febrile ulceronecrotic Mucha-Habermann’s disease(FUMHD)の1例を経験した。皮疹の形態は紅斑, 丘疹, 小水疱, 膿疱, および痂皮と多彩であった。その後の発熱·全身状態の悪化に伴い, 皮疹が急速に全身へ拡大し, 個診は大型化し多くは潰瘍化をみた。本症例は, Mucha-Habermann’s disease(MHD)の重症型であるFUMHDの範躊に属すると考えられた。ステロイド投与で解熱をみたが皮疹の新生は続いたので, DDS(4, 4’-diamino-diphenyl sulfone: レクチゾール®)を使用したところ皮疹の新生は止まった。DDS内服8週間で皮疹は瘢痕および脱色素斑を残し一旦治癒するも, 内服中止後3週間で再発した。現在, DDS内服で皮疹はほぼ消退している。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 55 (4), 665-669, 1993

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (15)*注記

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