乾せんの経過中に好酸球性膿ほう性毛嚢炎がみられた1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Eosinophilic Pustular Folliculitis Occurring in a Patient with Psoriasis.

抄録

乾癬の経過中に好酸球性膿疱性毛嚢炎(EPF)がみられた1例を報告した。症例は33歳の男性。10年来の乾癬の経過中, 顔面, 背部に膿疱を伴った局面が, 掌蹠に紅斑性角化局面と膿疱が出現した。病理組織像では毛包内に好酸球·好中球からなる多房性膿瘍を, 末梢血ではEPF発症前には認められなかった好酸球増多が認められた。インドメサシン1日50mgを投与後, EPFの皮疹は急速に消退し少数の膿疱が周期的に新生する程度に改善した。一方, 乾癬の典型的皮疹はインドメサシンに反応しなかった。従って自験例では乾癬にEPFが合併した症例と考えた。このような症例の報告は調べ得た限りではみられなかった。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 59 (1), 12-14, 1997

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (4)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679275626240
  • NII論文ID
    130004474288
  • DOI
    10.2336/nishinihonhifu.59.12
  • ISSN
    18804047
    03869784
    http://id.crossref.org/issn/03869784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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